―安全に行うための基本手順―
この記事では
現役デイサービス看護師牡丹(ボタン)が、
ニッパーを使用して安全に足爪を切る
具体的な方法を書いています。
肥厚した足爪や通常の爪切りでは
対応しにくい爪に対して、
ニッパーは有効な道具です。
ただし、ニッパーは
扱いを誤ると出血や損傷に
つながりやすいため、
「切り方」や「順序と判断」が
重要になります。
ニッパーの使用方法に不安な
デイサービス看護師さんや
デイサービスに興味を抱いている方に
少しでも役立つよう、まとめました。
全体の流れ(最初に確認)
1️⃣ ゾンデで爪内の汚れをかき出し、
切ってよい位置を確認
3️⃣ ニッパーの正しい持ち方
4️⃣ ニッパーで少しずつ切る
5️⃣ ヤスリで仕上げる
私は、
足爪がしっかり見えるように
利用者さんの対面から実地しています。
出来るだけ、
入浴後などの爪が柔らかい時間帯を
選ぶようにしています。
足と足指の固定
足の置き方(重要)
- 椅子座位
- 足裏を床または踏み台にベタッと接地
👉 足首が前後に動かない状態を作る
足指の固定
親指、人差し指、中指を使い
ぐらつかないように足指を固定します。
私の固定方法は基本として、
右利きのため、右手はニッパー
左手で足指固定をします。
人差し指を爪側、
中指を腹側で挟むように固定し、
親指で皮膚を下に下げて
見やすい状況を作ります。
切る部位や爪の形状、姿勢により
固定の仕方はご自身の
やりやすい方法を探してください。
ゾンデで爪内の汚れをかき出し、位置を確認する
目的
- 皮膚との境界を把握するため
- 切っていいライン・危険な場所を知るため
👉 剥がす・広げるためではありません
方法
- 爪と皮膚の境目にそっと当てる
- 押さない・差し込まない
- 動かすというより「触れて確認」
ゾンデで確認するポイント
・どこまでが爪
・どこからが皮膚
・食い込み状況
※ゾンデで痛みが出たら、
その時点で今日は切らない - 汚れをやさしくかき出し、皮膚との境界線を把握する
ニッパーの持ち方(利き手)
持ち方
- 親指と人差し指で柄を包む
- 中指を添えて安定させる
- 強く握らない
刃の向き
- 刃先は必ず自分の目に見える位置
- 爪に対して直角〜やや斜め
❌ 手首をひねって切らない
❌ 刃先が見えない状態で切らない
ニッパーでの切り方
切る順番
- 爪の端から
- 1mmずつ
- 切るたびに止まって確認
切り方のポイント
- 一気に切らない
- 肥厚爪の場合
まず縦に数箇所切り込みを入れ
割れないよう注意しながら実地することも
あります - 食い込みが疑われる部分は触らない
👉 動いたら切らない
ヤスリで仕上げる
目的
- 角を落とす
- 靴下や皮膚への引っかかり防止
方法
- 爪先に軽く当てる
- 一方向のみ
- 力を入れない
❌ ゴシゴシ往復
❌ 削りすぎ
最後の確認
- 出血がないか
- 痛みが出ていないか
- 角が引っかからないか
爪の切り方で大切なのは、
手順だけでなく「使う道具」もとても重要です。
特に足爪や厚い爪の場合、
一般的な爪切りでは無理がかかることがあります。
私が実際に使いやすいと感じた
爪切りニッパーについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
また、爪の切り方だけでなく、
そもそも「対応するべきかどうか」の判断も大切です。
足トラブル対応の記事で詳しく解説しています。
▶︎▶︎デイサービスでの足トラブル対応/判断しているポイントはこちら
まとめ(要点)
- ゾンデで切ってよい位置を確認
- 足は「置いて固定」
- ニッパーは利き手で、
刃先を確認しながら切る - 少しずつ、端から
- 動いたら切らない
- ヤスリは整えるだけ
- 不安があれば中止=正解
ニッパーでの足爪ケアは、
最後まで切ることが目的ではありません。
安全に終えること、
そして「今日はここまで」と
判断できることが、
最も大切な技術です。
この文章が、
ニッパーを使用しての爪切りに
不安を抱いている方の安心材料になれば、
嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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