デイサービスでは、
発熱への対応に迷う場面が少なくありません。
- 少し高いけれど元気そう
- 本人は「大丈夫」と言う
- でも、いつもと何か違う気がする
病院とは環境も役割も違う中で、
どこまで対応し、どう判断するかは
デイ看護師にとって大切なポイントです。
今回は実体験をもとに、デイサービスでの発熱対応について、
私が大切にしている考え方をまとめます。
デイサービスにおける発熱の捉え方
デイサービスでは、
- 発熱の原因をその場で特定する
- 解熱処置を積極的に行う
という役割は基本的にありません。
そのため、発熱対応の目的は、
- 悪化させない
- 集団感染を防ぐ
- 次につなぐ判断をする
ことだと考えています。
発熱時にまず確認するポイント
体温だけで判断しない
発熱があった場合でも、
- 体温の数値
- 本人の訴え
- 表情や動き
を総合的に見ることを意識しています。
37℃台でも明らかにしんどそうな場合もあれば、
少し高めでも普段と変わらないこともあります。
「いつもとの違い」を大切にする
- 元気がない
- 食欲がない
- 眠気が強い
- 反応が鈍い
こうした変化は、
体温以上に重要な判断材料になることがあります。
利用前に発熱が分かった場合の考え方
送迎前や来所時に発熱が確認された場合、
- 無理に利用しない
- その日の利用を見合わせる
という判断が、
結果的に利用者さん本人と他の利用者さんを守る
ことにつながると感じています。
「せっかく来たから」
「少し様子を見る」
ではなく、
今日は休む判断も正解だと思っています。
利用中に発熱があった場合の対応
安静を優先する
- 活動を中止
- 静かな場所で休んでもらう
- 水分摂取を促す
まずは負担を減らす対応を行います。
早めに帰宅を検討する
利用中に発熱が見られた場合、
- 長時間の様子見
- 無理な継続利用
は避けるようにしています。
「無事に帰ってもらうこと」を
最優先に考えます。
家族・管理者への伝え方
発熱時の連絡では、
- 事実を簡潔に
- 数値だけでなく様子も伝える
- 判断理由を説明する
ことを意識しています。
発熱時に無理をさせないことの大切さ
デイサービスでは、
- 入浴
- レクリエーション
- 集団活動
が予定されていますが、
発熱時はすべて中止で問題ないと考えています。
「予定通り進める」より、
安全を優先する判断が大切です。
デイ看護師として感じる難しさ
発熱対応では、
- 本人の「大丈夫」という言葉
- 家族の考え
- 他の利用者さんへの影響
など、複数の視点を考える必要があります。
だからこそ、
慎重すぎるくらいでちょうどいい
と感じる場面も多いです。
まとめ
デイサービスでの発熱対応で大切なのは、
- 数値だけで判断しない
- 無理をさせない
- 早めにつなぐ
- 集団生活を意識する
という考え方です。
「何も起きなかった1日」を守ることも、
デイ看護師の大切な役割だと思っています。
この内容が、
発熱対応に迷ったときの
ひとつの判断材料になれば嬉しいです。

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