デイサービス看護師のヒヤリ・ハット体験と学び|振り返って気づいたこと

働き方・キャリア・想い

この記事は
現役デイサービス看護師牡丹(ボタン)が体験した、

ヒヤリ・ハットとそれらを振り返って気づいたこと学んだことを書いています。

デイサービス看護師として働く中で、
大きな事故にはならなかったけれど、

「ヒヤッとした」「ハッとした」経験は誰にでもあると思います。

ヒヤリ・ハットは、失敗ではなく
次につなげるための大切な気づきだと感じています。

デイサービス勤務を検討している方、
デイサービス看護師さんや興味のある方が、

少しでも参考になれば幸いです。


ヒヤリ・ハットは「起きていない事故」

ヒヤリ・ハットとは、

  • もう少しで事故になりそうだった
  • 気づいて未然に防げた

という出来事です。

デイサービスでは、

  • 集団生活
  • 高齢者
  • 持病がある方

という環境のため、
小さな見落としが大きな事故につながる可能性があります。


体調変化に気づくのが遅れそうになった経験

ヒヤリとした場面

  • バイタルは大きな変化なし
  • 本人も強い訴えなし

それでも、
「いつもより反応が少し鈍い」
と違和感がありました。

職員間で相談し、
ご家族へも自宅での状況確認の上

結果的に、
早めの帰宅対応とし受診の声かけをしました。

翌日自宅でさらに体調不良となり、
入院となるケースがありました。

学び

  • 数値だけで判断しない
  • なんとなくの違和感も大切にする

「気のせい」で終わらせないことの大切さを感じました。


入浴中の体調不良でヒヤッとした経験

ヒヤリとした場面

  • 入浴前のバイタルは問題なし
  • 本人も入浴を希望

入浴中に体調不良が見られ、
ヒヤッとしたことがあります。

後から分かった事ですが、
自宅で数日前から体調不良があったことや、
食事量や水分量の低下も重なり、招いた症状でした。

学び

利用者さんは体調が少し悪くても、
「大丈夫だろう」と考えることもあり、
来所され入浴を希望する事があります。

実は、、、
と後から分かることは時々あります。

ご家族へ連絡を入れると、

・実は、風邪症状があった
・実は、体調不良で食事を数日食べてない
・実は、病院に受診していた、点滴してきた
 朝は大丈夫だと思って、、、など

聞かれることがあります。

日頃からご家族や利用者さん自身が、
職員に話しかけやすいような関係性の構築も、
大切だと感じました。

また、職員1人1人が

自宅での様子は変わりないか
 ご家族にも送迎時に確認する
入浴前の全身状態の観察をしっかりする
入浴前の水分補給
小さな気づきを大切にし共有する

これらを踏まえ、
早期発見と早期対応に
努めていくことが大切です。

そして、
チームで支える重要さ改めて学びました。


声かけひとつで防げた転倒リスク

ヒヤリとした場面

  • 立ち上がり時にふらつき転びそうになる
  • 本人は「大丈夫。トイレ」と言う

少し目を離していたら、
転倒につながっていたかもしれません。

学び

  • 早めの気づき
  • 無理をさせない誘導
  • 見守りの徹底

小さな介入が大きな事故を防ぐ
と感じた場面でした。


情報共有不足でヒヤリとした経験

ヒヤリとした場面

  • 午前中の体調変化を
  • 他職種に十分伝えきれていなかった

午後の活動で、
利用者さんに負担がかかりそうになりました。

学び

  • 情報は「伝えたつもり」で終わらせない
  • 具体的に共有する

情報を共有し、チームで支えることの大切さ
ここからも学びました。

足爪ケアでヒヤリとした経験

もう一つ、
印象に残っているヒヤリ・ハットがあります。

足爪のケアをしていたときのことです。
見た目では問題なさそうに見えたのですが、
実際にニッパーを当ててみると想像以上に爪が硬く、刃が滑りそうになった瞬間がありました。

幸い大きなトラブルにはなりませんでしたが、
「一歩間違えれば皮膚を傷つけていたかもしれない」と感じ、強く印象に残っています。

特に、

  • 肥厚している爪
  • 皮膚が薄く脆弱な方
  • 糖尿病のある利用者さん

の場合は、通常以上に慎重な判断が必要だと実感しました。


学びとして残ったこと

この経験から、私は次のことをより強く意識するようになりました。

・無理にその場で切らない
・「切れるかどうか」ではなく「切ってよい状態か」を考える
・迷ったら医療機関へつなぐ

足トラブル対応の考え方については、別記事で詳しく整理しています。
▶︎足トラブル対応について/判断しているポイントはこちら

ヒヤリ・ハットは、
「技術不足」ではなく
**「判断の質を高める機会」**だと感じています。

足爪ケアのような場面でも、
「どこまで対応するか」という判断がとても重要になります。

迷ったときに立ち戻っている判断基準についてはこちらでまとめています。
▶︎肥厚した足爪の爪切り/切る、切らないの判断


ヒヤリ・ハットから得た大切な学び

完璧を目指さない

ヒヤリ・ハットは、
経験のある看護師でも起こります。

大切なのは、

  • 隠さない
  • 共有する
  • 振り返る
  • 次に活かす

ことだと思っています。


一人で抱え込まない

「看護師だから」と
一人で責任を背負わず、

  • 相談する
  • 共有する

ことで、
防げるリスクがたくさんあります。


「何も起きなかった」は偶然ではない

事故が起きなかったのは、
誰かの気づきや判断があったから
だと感じています。

様々な職員が関わり
情報を共有することで、
大きな事故を防ぐ事ことができると学びました。

ヒヤリ・ハットは、
その積み重ねの中にあります。


まとめ

デイサービス看護師のヒヤリ・ハット体験は、

  • 小さな違和感を見過ごさない
  • バイタルサインだけでない状態観察の
    大切さ
  • 小さな介入の重要さ
  • チームで支えることの大切さ
  • 情報共有の大切さ

などを教えてくれます。

失敗として終わらせるのではなく、
次につなげる学びにすることが、
安全なケアにつながると感じています。

そして、ヒヤリ・ハットの経験を振り返るたびに、
「次に同じ場面があったらどう判断するか」
を考えるようになりました。

また、ヒヤリ・ハットの経験は、
反省で終わらせるのではなく、
今後に活かすことが大切だと感じています。

デイサービス看護師として、
信頼を積み上げるために意識している工夫についてはこちらでまとめています。

▶︎信頼を積み上げるためにしている工夫記事はこちら

この文章が、
デイサービス看護師を検討している方や、
興味がある方のヒントになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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