この記事では
現役デイサービス看護師の牡丹が、
家族対応で大切にしていることを
信頼を築くために意識している視点から
書いています。
デイサービスでは、
利用者さん本人だけでなく、
家族との関わりも看護師の大切な役割です。
家族対応は、
- 正解がひとつではない
- 相手の状況や思いもさまざま
だからこそ、
難しさを感じる場面も多いと感じています。
今回は、
家族対応に悩むデイサービス看護師さんや
デイを検討している方、興味のある方に
少しでも役立つよう、まとめました。
家族対応の基本は「安心してもらうこと」
家族がデイサービスに求めているのは、
- 安全に過ごせているか
- ちゃんと見てもらえているか
という安心感だと思っています。
医療的に完璧な説明よりも、
「きちんと見ていますよ」という姿勢が
伝わることを意識しています。
まず家族の気持ちを受け止める
家族からの言葉には、
- 心配
- 不安
- 罪悪感
が含まれていることがあります。
すぐに説明に入る前に、
- ご心配ですね
- ご不安だったと思います
などと、気持ちを受け止める言葉を
添えるようにしています。
数値だけでなく「様子」を伝える
家族への報告では、
- 体温
- 血圧
といった数値だけでなく、
- 表情
- 会話の様子
- その日の過ごし方
を伝えることで、
イメージしやすくなると感じています。
悪い情報ほど、早めに・丁寧に
体調変化や利用中止など、
伝えにくい内容ほど、
- 早めに
- 正確に
- 落ち着いて
伝えることを意識しています。
施設によりますが、
体調不良時の家族への連絡は
管理者や相談員が行い、
看護師は利用者さんの対応を行うことがあると思います。
そのため、
情報共有をしながら早めに
施設として対応することが大切となります。
悪い情報ほど、後から知るほど、
家族の不安は大きくなりやすいと感じます。
「施設の判断」として伝える
家族対応では、
- 本人が希望したから
- 家族が心配したから
ではなく、
デイサービスとしての判断であることを
明確にするようにしています。
これにより、
家族が自分を責めてしまうことを
防ぐことにもつながります。
できないことも、正直に伝える
家族からの要望に対して、
すべてを叶えられない場面もあります。
その場合は、
- なぜ難しいのか
- 安全面の理由
を正直に伝え、
代替案があれば一緒に提案します。
無理な約束をしないことが、
結果的に信頼につながると感じています。
家族と「対立しない」
意見が食い違う場面でも、
- どちらが正しいか
- 勝ち負け
ではなく、
同じ目的(安全・安心)を持つ立場
であることを忘れないようにしています。
小さな変化も共有する
大きな出来事だけでなく、
- 元気に過ごせていた
- よく笑っていた
といった、
良い情報も積極的に伝えることで、
信頼関係が深まると感じています。
日々の送迎時のコミュニケーションや、
連絡帳での対応はとても大切だと感じます。
デイサービス看護師として感じる難しさ
家族対応は、
- 正解が見えにくい
- 感情が絡みやすい
ため、
看護師自身も疲れやすい対応です。
それでも、
丁寧な関わりは必ず伝わる
と信じています。
そして家族対応は、その場のやり取りだけで終わるものではありません。
日々の関わりの中で、信頼を積み上げるために意識している工夫についてはこちらでまとめています。
▶︎信頼を積み上げるために意識している工夫
また、ご家族との関わりの中で、
利用を続けるかどうかの判断や、
その伝え方に悩む場面もあります。
デイサービスで利用中止を判断したときに、
私が意識している伝え方についてはこちらでまとめています。
▶︎利用中止を判断したときの伝え方
この文章が
家族対応に不安を抱いている方の
ヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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