この記事では
現役デイサービス看護師牡丹(ボタン)が、
実は業務に含まれるけど
あまり知られていないこと、を
実体験から書いています。
デイ看護師の仕事というと、
「バイタル測定・処置・服薬管理」といった
目に見える業務が注目されがちです。
でも実際に働いてみると、
業務としてカウントされにくいけれど、
重要な役割がたくさんあります。
同じように感じている
デイサービス看護師さんや
デイを検討している方、
興味を持った方が参考になるように
まとめました。
▶︎ デイサービス看護師の仕事内容や1日の流れを先に知りたい方はこちら
利用者さんの「いつもと違う」を拾う観察
業務として明らかにされていなくても、
デイサービス看護師は常に以下を無意識にチェックしています。
- 表情が暗くないか
- 歩き方がいつもと違わないか
- 会話の反応が鈍くないか
- 食事量・水分量が落ちていないか
👉 処置はなくても、観察は立派な看護業務
ここで気づけるかどうかが、体調悪化の予防につながります。
曜日により、毎回違う利用者さんが
デイサービスを利用します。
週1回しか来所されない利用者さんもいます。
そして、
曜日により看護業務や処置が異なります。
そんな中でも、普段の様子と変わりないかを
見極め、看護処置を見過ごすことなく
実施していく看護スキルが、大切となります。
医療と介護の「間」をつなぐ調整役
デイサービス看護師は
- 責任者や相談員
- ケアマネ
- 介護職
- 家族
の間に立つことが多く、実は調整役としての業務がとても多いです。
例:
- 介護職からの「これって大丈夫?」への判断と返答
- 家族からの体調相談の一次対応
- 受診が必要かどうかの整理
👉 書類に残らないけれど、
現場が回るかどうかを左右する重要な役割です。
「判断しない判断」をする場面
デイサービス看護師は、
「すぐ判断する」だけでなく
「今は判断しない」「様子を見る」と
決める判断もしています。
- 今日は無理に結論を出さない
- 情報が揃うまで保留にする
- 次回につなげる
👉 これも立派な看護判断ですが、
外からは仕事に見えにくい部分です。
家族対応の“クッション役”
利用者さん本人と家族の思いがズレる場面は
少なくありません。
- 本人は元気と言う
- 家族は心配している
- 現場は微妙な状態
この間で
- 言葉を選び
- 伝え方を調整し
- 感情を受け止める
👉 調整したりクッション役も、
デイ看護師の大切な業務のひとつです。
トラブルを未然に防ぐための「声かけ」
- 介護職へのさりげない声かけ
- 利用者さんへの先回りした説明
- 家族への一言フォロー
これらはマニュアルには載りませんが、
クレームやトラブルを防ぐ重要な業務です。
自分の判断に責任を持つ「心の仕事」
デイ看護師は一人配置のことも多く、
- 相談できない時間
- 判断を一人で背負う場面
があります。
- 「あの判断でよかったのか」
- 「見逃していなかったか」
と振り返る時間も、実は仕事の一部。
👉 目に見えないけれど、
精神的な負荷を伴う業務です。
そのため、
1人で抱え込まない看護を意識的に
行うことが重要となります。
まとめ:見えない業務こそ、デイサービス看護師の仕事
デイサービス看護師の仕事内容は、
✔ 処置やバイタル測定だけではなく
✔ 観察・判断・調整・対人関係・予防
といった 「見えない業務」が
大きな割合を占めています。
だからこそ、
- 楽そうに見える
- 何もしていないように見える
と言われることもありますが、
実際は かなり頭と心を使う仕事
だと感じています。
そして、
毎日違う利用者さんを対応するため、
情報整理や情報共有が
とても大切になってきます。
この文章が、
デイサービス看護師さんや
デイサービスを検討している方、
興味のある方の、少しでもヒントになれば
嬉しく思います。
デイサービス看護師の仕事では、
こうした「表に出にくい業務」を通して、
日々さまざまな判断が求められます。
私自身が現場で大切にしている判断の基準については、こちらで詳しくまとめています。
▶︎デイサービス看護師の判断を支えている基準とは?はこちら
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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