デイ看護師として働いていると、
「これ、どう判断すればいいんだろう…」
と立ち止まる場面が少なくありません。
病院のように医師が常にいるわけでもなく、
検査や処置ができる環境でもない中で、
看護師の判断が大きく影響する場面があります。
今回は、デイ看護師が特に迷いやすい判断を、
私の実体験をもとにまとめます。
「今日は利用しても大丈夫?」の判断
よくある場面
- 朝から少し元気がない
- 体温は平熱だが、いつもと様子が違う
- 「なんとなくしんどい」と訴えがある
数値だけを見ると問題がなくても、
違和感が残る場面はとても迷います。
意識していること
- 無理をさせない
- その日の活動量を下げる
- 必要なら早めに帰宅を検討する
「来てしまったから最後まで」ではなく、
今日はどう過ごすのが安全かを考えるようにしています。
入浴の可否判断
デイサービスで特に迷いやすいのが、
入浴しても大丈夫かどうかの判断です。
迷いやすい理由
- 本人は「入りたい」と言う
- バイタルはギリギリ問題ない
- 入浴が楽しみな利用者さんも多い
判断のポイント
- いつもとの違いがないか
- 入浴後のリスクを想像できるか
「入れてよかった」より
「入れなくてよかった」判断も正解
だと思うようになりました。
受診を勧めるかどうか
- 少しの発熱
- 倦怠感
- 食欲低下
こうした症状は、
すぐ受診すべきか迷いやすいポイントです。
意識していること
- 今日だけの症状か
- 数日続いていないか
- 家族が対応できるか
「今すぐ診てもらうべきか」だけでなく、
受診の目安を伝えることも大切だと感じています。
早めに帰宅してもらう判断
- 利用中に疲れが強くなってきた
- 表情が乏しくなってきた
- 眠気やふらつきがある
このようなとき、
最後まで利用してもらうか、帰宅してもらうか
悩むことがあります。
今はこう考えています
- 無事に帰ってもらうことが最優先
- 「何も起きなかった1日」が一番
早めの帰宅は、
失敗ではなく安全な選択だと思っています。
救急要請をするかどうか
頻繁ではありませんが、
最も緊張する判断のひとつです。
迷いやすい理由
- 大げさにならないか
- 家族はどう思うか
- 本当に必要か
意識していること
- 迷ったら相談する
- 一人で決めない
- 「もし悪化したら」を基準に考える
呼ばなかった後悔より、呼んでよかった判断
を大切にしています。
他職種の意見と自分の判断が違うとき
- 介護職は「大丈夫そう」と言う
- 自分は「少し心配」と感じる
こうした場面も、
デイ看護師が悩みやすいポイントです。
意識していること
- なぜそう感じたかを言葉にする
- 不安な理由を共有する
最終的に判断するのは看護師でも、
チームで考える姿勢を大切にしています。
迷うのは「真剣に向き合っている証拠」
デイ看護師の判断は、
白か黒か、はっきりしないことが多いです。
そのため、グレーの部分を受け入れることも大事だと感じています。
迷うことは、
- 経験不足
- 向いていない
ということではなく、
利用者さんと真剣に向き合っている証拠
だと思っています。
まとめ
デイ看護師が迷いやすい判断は、
- 数値では判断しきれない場面
- 生活と安全のバランス
- 「大丈夫そう」に見えるグレーゾーン
に多くあります。
だからこそ、
- 無理をさせない
- 早めにつなぐ
- 一人で抱え込まない
この考え方が、
判断の支えになると感じています。
この文章が、
「今まさに迷っている誰か」の
気持ちを少し軽くできたら嬉しいです。

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