この記事では
現役デイサービス看護師牡丹が、
利用中止を判断したときの
角が立たないための伝え方で、
意識していることを書いています。
デイサービスで働いていると、
利用者さんの体調や状態によって、
「今日は利用を中止した方がいい」
と判断する場面があります。
ただ、この判断は
伝え方ひとつで受け取られ方が大きく変わる
と感じています。
利用者さんやご家族が納得し、
受け入れる事ができるような伝え方が
大切となります。
今回は、
デイサービス看護師さんや興味のある方、
現在デイを検討している方が、
少しでも役立つようにまとめました。
利用中止の判断は「安全のため」
まず大前提として、
利用中止の判断は
- 断るため
- 面倒だから
ではありません。
利用者さんの安全を守るための判断
であることを、
自分の中でしっかり認識・確認します。
この軸がぶれると、
伝え方にも迷いが出やすくなります。
最初に「心配している気持ち」を伝える
いきなり、
「今日は利用できません」
と伝えると、
拒否されたように感じられることがあります。
まずは、
- 体調を気にかけていること
- 安全を考えていること
を伝えるようにしています。
判断の理由は「事実ベース」で伝える
利用中止の理由は、
- 感情
- 曖昧な表現
ではなく、
事実をもとに伝えることを意識しています。
こうすることで、
「なんとなく断られた」
という印象を減らすことができます。
「今日は」という表現を使う
利用中止を伝えるときは、
一時的な判断であることを
必ず伝えるようにしています。
「これからずっと利用できない」
と誤解されないための
大切なポイントです。
否定せず、選択肢を示す
利用者さんや家族が
「大丈夫だから利用したい」
と言われることもあります。
その場合でも、
気持ちを否定せず、
- なぜ中止が必要か
- 代わりの選択肢
を伝えるようにしています。
例
利用したいお気持ちはよく分かりますが、本日は体調を優先して、
ご自宅でゆっくり過ごしていただく方が安心だと思います。
家族への連絡は「安心材料」を添える
家族への連絡では、
- 中止の理由
- 現在の様子
- 大事には至っていないこと
をセットで伝えるようにしています。
例
本日は体調を考慮し、
利用を中止とさせていただきました。
現在は落ち着いていますが、帰宅後も
念のため様子を見ていただければと思います。
「判断したのは自分たち」であることを明確にする
「本人が嫌がったから」
「家族が心配したから」
ではなく、
施設側の判断として伝えることも大切です。
例
デイサービスとして、
本日は安全を優先した判断をしました。
これにより、
利用者さんや家族が
自分を責めてしまうことを防げます。
チームで判断していることを伝える
可能であれば、
- 看護師
- 管理者
など、
複数人で判断していることを
伝えると、納得感が高まります。
デイサービス看護師として感じる難しさ
利用中止の判断は、
- 申し訳なさ
- トラブルにならないか
といった気持ちから、
伝える側も疲れやすい対応です。
それでも、
安全を守る判断は、
遠慮するものではない
と感じています。
まとめ
デイサービスで
利用中止を判断したときの伝え方で
大切にしているのは、
- 心配している気持ちを先に伝える
- 事実をもとに説明する
- 「今日は」という一時性を強調する
- 否定せず、選択肢を示す
- 家族への連絡は安心材料を添える
- 安全のための判断だと明確にする
- チームで判断していることを伝える
ということです。
伝えにくい判断ほど、
丁寧に、誠実に伝えることが、
結果的に信頼につながると感じています。
利用中止を判断する背景には、
発熱や体調変化が関係していることも少なくありません。
デイサービスでの発熱時の考え方や対応については、
こちらで詳しくまとめています。
▶︎発熱対応の考え方/大切にしている視点
利用中止を伝える場面では、
「なぜその判断に至ったのか」を体調の視点から説明することも大切になります。
デイサービスで体調不良時に、
どのような基準で判断しているのかについてはこちらでまとめています。
この文章が、
利用中止を伝える場面で
少しでも心の支えになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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